なるべく避けたい遺伝子組み換え食品の危険性とは?

遺伝子組み換えの何が悪いのか

明らかに有害だとわかる薬品などと違い、「遺伝子組み換え」の食品がなぜ、良くないと言われるのかわからないという人が結構多いように思います。

私も友達に「遺伝子組み換えの大豆って、どうしてダメなの?」と尋ねられたことがあります。そのときは、テレビで以前見たとおりのことを説明しました。

私が見たテレビというのは、アメリカの大豆生産の話で、普通の大豆なら耐えられない量の農薬でも耐えられるように、農薬に強い遺伝子に組み替えた大豆を育てているというものでした。

たくさんの農薬を使い、合理的に大量生産できるので、生産コストは抑えられますが、高濃度の農薬で汚染された大豆ができるという話だったのです。

「農薬がたくさん入っていたら、怖いよね。」ということで、友達は納得していましたが、どうも、遺伝子組み換えの作物の危険はそれだけではないようです。

とはいえ、はっきりとこういう害がある、と報告されている例は少ないらしく、まだまだその害は未知数で、私もよくわかりません。

ある本には、挿入された遺伝子によって生産されるタンパク質が、人体に有害である可能性や、アレルギー誘発の危険性、遺伝子挿入による成分の変化や、有害物質形成の可能性など、さまざまな問題があると書かれていました。

なぜ遺伝子組み換えが行われるのか

まだ、本当に危険なのかどうか、よくわからないとはいえ、このような問題がある遺伝子組み換え植物を作るのはなぜでしょう。

先に書いた生産コストの削減も、その目的の一つでしょうが、もっと人道的な立場から言えば、飢餓に苦しむ人たちを救うために、この技術が使われているのだという話も聞いたことがあります。

遺伝子組み換え技術によって、病害虫や干ばつに強い品種の作物を作れば、本来育つことのできない荒れた土地での作物の栽培が可能になり、その分食料も多く生産できることになります。土地の砂漠化にも歯止めがかかるでしょう。

本来、植物の品種改良には優良なものを選りすぐり、交配させて育てていくため、時間がかかるものです。それを遺伝子組み換えの技術があれば、短期間で行うことができ、飢餓に苦しむ人々を早く救うこともできるのです。

遺伝子組み換え作物は救世主?

そうなると、遺伝子組み換えの作物は、人類の未来を救うヒーローということになります。ヒーローが力を発揮して活躍するためには、少しぐらいの弊害は我慢すべきなのでしょうか。

新しく出てきたものは、最初は受け入れられなくても、後で多大な評価を得ることになる例もたくさんあります。遺伝子組み換えの作物は、果たして今後、どのように評価されるのでしょうか。

本当は安全なのに、私たちは過剰に警戒しすぎているのでしょうか。

私自身は、この問題についてよくわかりませんが、テレビ番組で見た残留農薬のことがどうしても忘れられないので、とりあえずは避けたいというのが本音です。

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