エアコンに頼りすぎることは良くない?エアコンの過剰使用で起こる弊害

近年、世界の平均気温が上昇しています。特に夏は連日30度超えの真夏日が続き、35度を超える猛暑日も少なくありません。

夜も気温があまり下がらず寝苦しい熱帯夜の日が多くなってきています。毎日暑いと頼りたくなってしまうのがエアコンですよね。電源を入れると、とても暑苦しい部屋をたちまち涼しくて快適な部屋へと変えてくれます。

そのため、今やエアコンはなくてはならない存在になっています。毎日毎日、暑い日が続けば1日中エアコンをつけっぱなしにしているという人も多いでしょう。

でもこのエアコンの多用がヒートアイランドや地球温暖化の一つの原因となっているのです。

地球温暖化やヒートアイランドの原因になる理由

エアコンというのは部屋を涼しくするために部屋にこもった熱だけを室外機から外に排出し、冷たい空気を室内に閉じ込めます。それにより室外の気温が上昇し、ヒートアイランド現象が発生してしまうのです。

室内ではエアコンのほかにパソコンや冷蔵庫、テレビ、電子レンジなどさまざまな家電を使用します。これらの家電は熱を発生させ、室温を上昇させます。そしてその熱がエアコンを使用することにより外に排出されれば室外の温度が上がってしまうのは容易に想像できますよね。

また、エアコンは熱を外に排出するために冷媒という物質を使用しています。この冷媒は高い温室効果があるため、地球温暖化の原因の一つと言われています。

熱中症の原因にも!?

エアコンの影響は地球温暖化やヒートアイランド現象だけではありません。間接的に熱中症の原因つながってしまうのです。

私たちには暑いときには体内の熱を外に出し、寒いときには熱を外に逃さないという体温調節機能が備わっており、体温をいつもほぼ一定に保っています。

エアコンに頼りすぎ一定の温度下で長時間過ごしていると、この体温調節機能が衰えてしまうのです。それにより、暑くても体内の熱を外に放出することができなくなり、熱中症になりやすくなってしまいます。

特に今の若い人たちは小さい頃からエアコンに慣れて厳しい暑さや寒さを体験しないため、体温調節機能の発達が妨げられ熱中症になる人が増えていると言われています。

ただし、体温調節機能の低下はエアコンの頼り過ぎだけではなく、老化が原因のこともあります。でも、エアコンの頼り過ぎが体温調節機能が低下の原因のひとつであることは間違いありません。

最後に

このようにエアコンへの頼り過ぎはさまざまな弊害を引き起こしてしまうのです。でも今の世の中、まったくエアコンを使用しないということはとてもむずかしいことです。

というのも、現代の家屋は気密性が高く、さらに風が通り抜けにくいので、熱気が室内にこもりやすくなってしまうためです。さらに、家電の使用により室内の温度が上がってしまいます。

そうなればエアコンの使用はある意味、仕方がないことです。でも、だからといってエアコンの使用を推奨しているのではありません。なるべくエアコンに頼らない生活を心がけることが大切です。

たとえば、家電の使用を減らすこと。パソコンやテレビの視聴時間を減らす、電子レンジの使用を減らす、など家電の使用を減らせば熱の放出も減り、室温の上昇も抑えられるかもしれません。

また窓には日差しを避けるためにすだれをかけたり、ヘチマやゴーヤなど緑のカーテンをするのも良いでしょう。

一人一人が小さなことから実践すればエアコンの使用量を減らすことができ、やがてエアコンに頼らない生活にできるのではないでしょうか。

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