マクロビオティックという贅沢1 ~玄米はなぜ身体にいいか~

玄米について

マクロビオティックって???

マクロビオティックという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

古代ギリシア語で「健康による長寿」という意味の「マクロビオス」がその語源であり、ドイツ人科学者フーヘラントが長寿を実現する方法という意味合いで18世紀にその言葉を用い始めたと言われています。

日本では、主に玄米菜食を指して使われることが多い言葉です。それは思想的には、明治時代に石塚左玄が唱えた食物の陰陽論が基礎となっているようです。

当時から玄米菜食の良さは一部の人々から認識されていたようですが、2000年代に入ってマクロビオティックがブームになり、さらに広く知られるようになりました。

現在では、美容と健康を増進したいという人から熱狂的に支持されています。

なぜ玄米がいいのか

今回は、マクロビオティックのうち「玄米の良さ」について考えてみたいと思います。玄米の良さは大きく分けて2つ、栄養価が高いことと、人工的に手が加えられていないことです。

その証拠に、少し常温保存しておくと、夏場などはコクゾウムシが湧いてきます。白米にも卵が産みつけられていて出てくることがありますが、玄米の場合はその比ではありません。もう、ほおっておけばうじゃうじゃと湧いてきます。

気持ち悪いと思ったそこのあなた。大丈夫です。1か月くらいで食べきれる量を購入したり、冷蔵庫もしくは冷暗所で貯蔵することで、虫の発生を防ぐことができます。

しかも、虫が食べるということは、それだけ栄養価が高くて安全だということでもあるのです。

精白米のなかには、印象を良くするために薬剤や漂白剤を使用しているものもあります。その方がよほど気持ち悪いと思いませんか。実際に、そうした薬品類はがんを始めとしてさまざまな健康被害の原因になり得ます。

また、白米は胚や米ヌカを取り去った状態なので、そのままでは芽が出ません。

マクロビオティックは自然治癒力を高める療法や自然食品を食べる健康法と密接に連動していますが、なかでも自然治癒力の推進者として知られた故・小倉重成先生などの言うことでは、「芽の出る食べ物を摂ることが身体に良い」ということでした。

玄米は栄養素が白米より多いのはもちろんのこと、芽が出る状態のものであるということが良いのですね。それを身体に取り込むことで、エネルギーのもとになってくれるのでしょう。

また米ヌカも美容と健康に良いことが知られています。ヌカ床を毎日さわる人の手が美しいことから着目され、現在では化粧品の成分にもなっていますが、ヌカ漬けを食べるとわかるように、ヌカは身体のなかからきれいにしてくれる力を持っていて、整腸作用があります。

そのため、ファッションモデルのなかにはスタイルをキープするために、米ヌカを炒ったものをおやつ代わりにしている人もいます。自然のままの栄養価の高い穀物、それが玄米なのですね。

玄米の美味しい食べ方

しかし、「玄米が身体に良いというのはよくわかったけれど、おいしくない」と思っているかもしれません。玄米をおいしく食べるためには、まず炊き方が大切です。圧力鍋や土鍋を用い、ふっくらと炊き上げましょう。

最近は玄米ブームのために、玄米を炊ける炊飯器も多く登場していますので、そうしたものを利用するのも良いですね。

また、最大限の栄養価を引き出すためには、少量のごま塩をかけて召し上がると良いでしょう。栄養価が高いので、量が白米より少なくて良いなど、赤飯やおこわとの共通点が多いです。

それでもおいしく食べられないという人は、カレー粉などを使ってピラフにするといいと思います。もともと香ばしさがあるので、ドリアなどにして焼いてもおいしく召し上がれます。

一番心がけていただきたいのは、「よく噛む」ということです。玄米は消化しにくいので1口100回噛むのが理想です。それだけで、あごも発達し、脳にもいい影響があります。少なくとも、40~50回は噛みたいものです。

難しい、堅苦しいという概念を捨て、今日から気軽にマクロビオティック生活を始めてみませんか。

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