え!?こんなものが流れ着く!?遠い国からやってくる漂着ゴミ

漂着ゴミについて

海から届いた宝物?

以前、海岸でシーグラスを探したことがあります。

シーグラスというのは、ガラスのかけらが波と砂で洗われて角が取れて丸くなったもので、ガラスなのに手が切れることもなく、見た目も半透明でとてもきれいなものです。

特に茶色や青、緑色といった色付きのガラスでできたシーグラスは宝石のようにきれいなので、見つけたときは大喜びです。シーグラスは海岸でしか見つけることのできない宝物のような物です。

しかし、よくよく考えてみれば、いくらきれいで宝物のように価値がありそうなシーグラスでも、元はといえばゴミの一種です。割れたかけらのまま砂浜に落ちていれば、裸足で歩いて踏んだときに、足を切ってしまうこともあるとても危険なゴミです。

ただ、ガラスはいつのまにか海の力で砂に帰り、残りがシーグラスとして石のように落ちているのです。

こんなにきれいなゴミならみんな喜んで拾うのですが、海岸には拾われずに放置されている汚らしいゴミがたくさん落ちていました。

遠い国からやってきたゴミ

海岸を歩いていると、どこからか流れ着いたゴミが多く落ちています。

それらは「漂着ゴミ」と呼ばれています。漂着ゴミの多くは、枯れ木や枯れ草、海草などですが、その間には分解されることなく、そのままの姿で流れ着いたプラスチックゴミがいくつも見つかります。

なかにはロシア語のプラスチック容器や、中国語の説明の付いたポリ袋を見つけることもあります。ハングル文字の付いているゴミもかなりの確立で見つけることができます。

世間では領海侵犯がどうだとか、問題になっていますが、海洋汚染に国境はありません。海はつながっていて、海洋汚染は一国だけの被害に留まることはなく、その責任も一国に留まることはないのです。

海岸をきれいに

私たちがシーグラスや外国のゴミを拾っていた海岸では、夏の海水浴シーズンの前になると、地元の有志の方々が集まって清掃活動が行われます。

漂着ゴミはどんどん流れ着くものですから、拾っても拾っても切りがありません。それでも自然に帰らないプラスチックゴミを回収するためには大変有効な活動です。

たった1日の清掃で拾えるプラスチックゴミの量は、海全体のゴミの量を考えれば微々たるものでしょう。

でも、参加した人々や、その清掃活動を見ていた人々、そしてきれいになった海岸を訪れた人々の心の中に、「海にゴミを捨ててはいけない。」という意識が芽生えていくとしたら、そればとてもすばらしいことです。

この海岸だけでなく、「海をきれいにしたい」という思いが、世界中でどんどん広がっていくことを願わずにはいられません。

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