誰もが憧れる自給自足生活はとても大変

自給自足生活について

一度はやってみたい自給自足生活

人は、誰でも一度は「自給自足」の生活をしてみたいと思ったことがあるのではないでしょうか。

自分の欲しい物を自分で探し、手に入れ、ないものは自分で作るという生活です。本当に必要な物を必要なだけ自分で用意し、自分で消費することは、欲を出さなければ案外できそうな気がします。

それに、もし自給自足生活が実現できたら、なんだかすごいことを成し遂げたという達成感も味わうことができそうです。

しかし、文明社会にどっぷり浸かった私たちにとって、仙人のように完全な自給自足の生活を送ることは、ほぼ不可能に近いでしょう。

だからこそ、みんな自給自足生活に憧れを抱き、たとえ完全でなくても少しでもそうした生活に近づいてみたいと、さまざまなことにチャレンジしてみるのかもしれません。

誰でもできる自給自足への一歩

まず、一番手っ取り早く自給を簡単に試すことができるのは野菜作りでしょうか。広い畑がなくても、ベランダの一角でプランターが一つあれば野菜を育てて収穫することが可能です。

プランターどころか、最近ではポット状の容器に土と種が入ったキットが販売されているので、それの封を切って水をやれば、台所でも小さな野菜を育てることができます。

本当は主食であるお米を育てることができれば、収穫の喜びも大きいのでしょうが、さすがにそれは難しいでしょう。

以前、小学校でバケツを使って稲を栽培する学習もありましたが、同じように家庭で栽培するのは難しく、うまく育てないと満足できるような収穫は見込めないようです。

その点、野菜だけなら比較的栽培が簡単な物を選べば何かしらの収穫は得られます。

貝割れ大根のようなスプラウト野菜なら、本当にすぐに育って収穫し、食べることができるので、ちょっと嬉しい気分になれます。

「こんなの、自給自足じゃないよ。」と、思う人もいるでしょうが、自分で育てた野菜を自分で食べるということは、小さいながらも達成感を味わえるものです。

難しい本当の自給自足

数年前のことですが、私はほぼ完全な自給自足生活を送っている農家を訪ねたことがあります。農業体験のツアーに参加したのです。

広大な敷地に田んぼはもちろん、畑も鶏舎もあり、牛やヤギも飼われていました。ニワトリが産んだばかりの卵を拾うと、ほんのり温かくて感動しましたし、ヤギの乳搾りを体験したときは、その手触りが忘れられないくらい印象に残ったツアーでした。

「自給自足ってすばらしい!」と。大感激しました。

ただ、それと同時に「こんな生活、絶対自力ではできないわ。」と、思い知らされたのです。

なぜなら、農業体験をしてきた広大な田んぼや畑はもとより、鶏舎も牛舎も市街地では絶対に手に入れることはできないし、管理することもできないからです。

この体験で私の自給自足生活への憧れは、かなうことのない「夢」へと変わってしまったのです。

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