家庭菜園とエコロジー

家庭菜園について

完食はエコロジー

以前、「完食は一番身近なエコロジー」という、CMコピーがありました。

今、日本では食べ残しによる生ゴミが大量に出ているのが現状です。世界には飢えている人々がたくさんいるのに、飽食の限りを尽くすことができる我々は幸せかもしれませんが、その状況に甘え続けるのもどうかと思います。

生ゴミとなる食べ残しをなくし、食材のムダをなくそうという考え方は確かに「エコ」に通じるものかもしれません。一番エコロジーに興味を持ってもらいたいのは、当然、これからの世の中を背負っていく子供たちです。

その子供たちが好き嫌いをし、食べ残しをするのは決して望ましいことではありません。

リサイクル野菜を作る

「リサイクル」という言葉は「エコ」を考えるうえでは、とても重要なキーワードとなっています。

実は、家庭菜園では意外にも簡単に野菜のリサイクルができるのです。もっとも簡単なリサイクル野菜はネギです。

私の家では、プランターや植木鉢にたいていネギが植えられています。このネギは普通にスーパーで買って料理に使ったネギの根元の部分を捨てずにとっておき、土に植えたものです。

ネギはなかなか強い植物らしく、わずか5cmにも満たない根元部分でも、根っこが付いていればどんどん葉が伸びてくるのです。

うちで植えているのは、どちらかと言えば細めのネギですが、これがなかなか使い勝手のよい品種で、伸びてきた先っちょの部分を少し切って薬味にしたり、料理の彩りに使ったりできるのです。

元はといえば、台所の三角コーナーに捨てられてしまうネギの根っこなのに、植木鉢でどんどん育つのですから、おもしろいものです。

ほかにも少し水につけておくと葉っぱが伸びてくるニンジンを植えてみたりしたこともあります。立派なニンジンが育つことはなかなかないのですが、葉っぱの部分はニンジン菜として食べることができます。

これらはおもしろ実験という理科的な要素も含んだ、楽しい家庭菜園のメニューと言えるでしょう。

コンポストの活用

もう一つ、家庭菜園とエコロジーを考えるうえで忘れてはならないことがあります。

それは、「コンポスト」の活用です。コンポストとは、家庭から出る生ゴミを堆肥にリサイクルするための大型の容器です。

生ゴミを土に混ぜて発酵させて肥料を作るのですが、最近ではベランダや室内でもダンボールを使ったコンポストの作り方があちこちで紹介されていて、より簡単に堆肥作りができるようになりました。

私自身はコンポストを使用したことはありませんが、小さな家庭用の生ゴミ処理機を購入し利用していた時期はあります。

最初のうちは物珍しさもあって、魚の内臓や野菜クズなどをどんどん投入していましたが、そのうち思った以上に電気代がかかったこともあって、最初の1台が壊れてからは再び購入することはありませんでした。情けないことに、私の自家製堆肥作りはあっさり挫折してしまったのです。

しかし、家庭で排出するものを捨てずに利用できることは究極のリサイクルです。自家製堆肥を使って、自家製野菜を作る家庭菜園を実現している人たちは、立派なエコロジストの一員と言えるのではないかと思います。

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