マクロビオティックは日本生まれ?

マクロビオティック

日本の思想から

マクロビというと、ちょっとおしゃれなイメージがありますが、実は日本で生まれた思想を元に体系化されたものだと聞いて、驚く人も多いでしょう。

でも、同じような考え方は世界中にあるようで、特別日本だけがマクロビオティックの聖地であるわけではなさそうです。

とはいえ、日本では昔から食べられてきた穀物、野菜、海藻などを摂取することで、健康な暮らしを実現できると考え、それを実践することに対して、世界中が注目していることは、日本人としてはやっぱり嬉しい気もします。

明治以降、食が欧風化したことで、それまでは縁遠かった肉食が日本人の間で当たり前のように広まっていきました。

現代病と言われる動脈硬化や、高血圧などは、肉食の習慣が深く関係しているのは明らかで、食の欧風化によってもたらされた弊害と言っても過言ではないでしょう。

健康な体を作るために、今一度、改めて日本の伝統的な食を見直し、マクロビオティックに基づく食事法を少しずつ実践してみませんか。

自然との調和から健康に

マクロビオティックについては、その理念や歴史を、ここでは詳しく説明しませんが、2つの原則についてだけは触れておきたいと思います。

一つは「身土不二」という考え方です。

人は環境と一体化したものであるという考えから、暮らしている土地の旬の食べ物を摂取することで、環境と調和することを目指す思想です。

土地に根ざした植物、つまり、穀物や野菜類をとることや、季節の恵みをおいしく食べることは、当たり前のことであるように思えますが、現代では意識していなければ、実践できないことも多々あります。

どんなにおいしい野菜があっても、嫌いだからといって、わざわざ加工食品を購入して食べる人もたくさんいるからです。環境との調和どころではありません。

二つ目は「一物全体」という考え方です。

これは、一つの物を丸ごと食べることで、栄養などのバランスが取れるという考え方です。野菜なら皮や、葉っぱ、茎、など全体を、また穀物なら玄米のように、精製していないものを食べることが望ましいとされています。

そしてすべての物には陰と陽があり、常にそのバランスをとることが大切だと言われています。

野菜にも体を冷やす効果のある「陰」の物と、温める効果のある「陽」の物があり、調理法にも陰と、陽があるといいます。

どちらかに偏ることがないように穀物や豆類を中心に、野菜をバランス良く、さまざまな調理法でいただくことで、環境と調和し、健康になれるというのがマクロビオティックでの考え方です。

考えれば考えるほど、昔から日本にある、食のあり方に帰依するものであるように思えてなりません。

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