マクロビは食事療法(食餌療法)?

マクロビは、病気を治すための治療法の一つというわけではありません。マクロビオティックの創始者である桜沢如一氏が提唱した健康な体を作るための「健康法(食事法)」です。

ですから、薬をとるように無理やり摂取することは必要ありませんが、玄米や全粒粉などは、意識して積極的に食事に取り入れるようにした方がよいでしょう。

昔から雑穀として取り扱われてきたものや、取り除かれてきたものを、今はお金を出して購入するのはどうかと思う人もいるかもしれません。

しかし、現代では健康をサポートするものとして、販売されている玄米製品や、オーガニック食品なども多いので、気軽に試してみることが可能です。

もちろん、わざわざ「健康食品」として購入してマクロビ生活を送るのが億劫だという人は、マクロビの理念を忘れず、旬の野菜を多く食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。

野菜はできるだけ食べられる部分全体を使い切るなど、工夫して、手を抜かない当たり前の食事をきちんととることで、健康は維持できるのではないかと思います。

精進料理もマクロビの思想に影響を与えたもの?

日本には「精進料理」というものがあります。

これは仏教の思想に基づいて、肉、魚類は一切使わず、野菜の切り方を工夫したり、大豆製品などで代用したりして、栄養の偏らない食事を提供するものです。

以前、私がお寺でいただいた精進料理は決して豪華なものではありませんでしたが、一つ一つ、手間をかけて作られたものでした。

なすの煮浸しは味が染みやすいように、深く細かく切り目が入れられていたうえ、薄味なのに昆布の出汁がよく効いていて、とてもおいしかったのを覚えています。

日本古来の精進料理もまた、マクロビの思想に影響を与えたものの一つではないかと思います。

手間をかけ、工夫して、食べ物に感謝して、大切に食べる・・・そんな当たり前の食事をすることが、健康な体を作るのです。決して無理をする必要はありません。

自分たちができる範囲で、あらゆるものを大切にし、使いきる工夫をすることで、自分にも環境にも優しい生活を送ることができるのです。

みなさんもちょっとだけ今の生活を工夫して、自分と地球のために、自分のできることを実践してみませんか。

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