約50万年前から行われてきた食品添加物の歴史

食品加工の歴史と添加物

食品添加物の歴史は意外に古く、昔からさまざまなものが使われてきました。

人類が火を使い始めた約50万年前には、早くも煙で燻す保存方法が登場し、この燻煙の成分を肉に添加することが行われていたと言われています。言うまでもなく、「燻製」の加工です。

お酒やパンなどが加工されるようになると、発酵を促す酵母が添加されるようになりました。

また、岩塩を用いた食品の保存も古くから知られています。広い意味で言えば、食品保存のために使用される塩や砂糖も添加物と言えるでしょう。

わが国の食品加工の歴史

わが国の食品加工の歴史と添加物について調べてみると、やはりかなり古くから食品に何かを添加して、加工してきたことがわかります。

狩猟生活から定住生活に変わった弥生時代には、日本でも食品保存のために塩を使う技術が使われていました。

奈良時代の頃になると、豆腐やこんにゃくの加工のためににがりや消石灰が使われ、食品の着色のために、ベニバナやクチナシなども使われるようになったそうです。

江戸時代には梅干が赤シソで着色されるようになりました。

添加物が問題になった時代

このように、古くから食品を加工するための添加物は当たり前のように使われてきました。

しかし、添加物が問題になりはじめたのは、科学技術が進歩し、より効率的に食品を加工できる添加物を化学合成できるようになってかです。

第二次世界大戦後になると、急速に経済が発展し、技術も格段に進歩したためにそれまでになかった薬品が次々に開発され、食品に添加されるようになったといいます。

歴史の浅い化学合成添加物

食品添加物は、人類の歴史と共にあったと言ってもいいくらい古くからありました。でも、問題の化学合成された食品添加物の歴史はごく浅く、70年に満たないのです。

添加物の話をすると、「何年も食べ続けない限り、害はないよ。」と、よく言われます。

でも、たった数十年の歴史のなかでは、どんな影響があるのか、まだ把握し切れていないのではないかと思ってしまいます。

自分も含め、この時代に生きている人たちの体の中で、現在、何か悪い変化が進行中かもしれません。ひょっとしたら、子供たちや子孫に繋がる恐ろしい影響もあるのではないか・・・と、心配になることもありました。

この心配が無用の心配に過ぎないのか、それとも、みんなもっともっと食品添加物に対して敏感になるべきなのか、自分でもわからなくなるときがありました。食べることは必要なことだし、何よりも楽しいことです。

必要以上に神経質にならず、できれば安心して楽しい食事をとりたいものです。そのためにも、食品添加物についてもっと正しく理解したいと考え、知識を得たいと思うようになりました。

関連記事

return top