自然が一番!自然と共に生きるとは

私たちが、この地球で生きていく限り、自然と関わらずにいることは絶対にあり得ません。ずっと昔から人類は自然の中で自然の恩恵を受けて暮らしてきましたし、これからもずっとそうであると思います。

どんなに文明が進んで生活が便利になり、娯楽の幅が広がっても、やっぱり人はときには大自然の中に戻りたいという欲求に駆られます。自然の中で自給自足の生活を送ってみたいと思う気持ちもその表れでしょう。

美しい緑は人の心を癒し、土のぬくもりは人に安らぎを与え、澄み切った空の青さや海の青さは人の心を高揚させたり、浄化させてくれたりします。

人は誰も何も言わなくても自然が一番だと、体で感じているものです。

自然を敬い大切にすること

ところが、いつの間にか自然をないがしろにするような人間の行動が目立つようになってきました。

地球上で、「自然」に対して何かしらの働きかけをしている生物は人類だけだといいます。かつて、オゾン層を破壊したり、地球の温暖化を促進させたりした生物はいたでしょうか。

環境を破壊し始めた人類ですが、何もわざわざ進んで自然を壊していったわけではありません。

私たち人類は、自然を過信しすぎてしまったのではないでしょうか。文明社会が発達する前は、どんなに海や川に汚いものを流してもいつの間にかそれが浄化されていました。

しかし、それは自然に分解されない恐ろしい有害物質を含んでいない廃棄物であった時代の話です。

自然には一定のリサイクル能力があって、動物の排泄物や死骸などの汚れたものでもちゃんと土の中の微生物が分解してくれ、自然に返ったものがまた、植物を育てる土の一部となって新たな命を育んできました。

それが土に返ることのないプラスチックなどのゴミが大量に廃棄されると、もはや自然の浄化作用の限界を超えてしまうのです。

ダイオキシン、有機水銀、その他、文明が生み出してしまった有害な物質も自然に浄化されることなく、人間に害をもたらすことになりました。

「ガラスの地球」という言葉があります。地球はガラスのように限りなく美しいけれども、壊れやすい、繊細なものなのかもしれません。

自然は雄大ですべての命を育んでくれますが、その恵みに感謝こそすれ、その能力を過信し、甘えていてはいけないのです。誰もが憧れる「自然」ですが、今一度、身近なところから見直し、敬うことを忘れず、大切にしていくことを始めなくてはいけないと思います。

大切なのは意識すること

自然に対して働きかけることのできる唯一の生物である人類は、これまで多くの環境を破壊してきました。

しかし、破壊してしまった環境を、また元に戻し、豊かな自然を取り戻そうと働きかけることができるのも、また、人類のみだと思うのです。そのためには自然の中で自然のすばらしさを感じ、大切に守って生きたいという気持ちを育てていくことが大事なことだと思うのです。

特に、これからの未来を託す子供たちには、自然と共に生きたいという意識を強く持ってもらい、これ以上、自分たちのわがままのために環境を破壊することを思いとどまる気持ちを持ってもらいたいものだと思います。

自然の中で自然の恵みを受け、人が本来あるべき姿で生活する「自給自足生活」は、これまで書いてきたように、不可能に近いと思います。

でも、家庭菜園で野菜を育ててちょっぴり自給自足気分を味わうのもいいと思います。魚を捕まえて、その命をいただき、少しでも命の大切さを感じながら食事をするのもいいと思います。

キャンプでちょっとだけ不便な生活を体験し、自然の中で生きるすばらしさと大変さを知るのもいいと思います。

要は、自然と共に生きることで、自然を大切にしたいという意識を高めていくことこそが、これからの私たちにとって必要だからです。

憧れの自給自足生活ですが、各々が自分のできる範囲で、できることを実践し、「今、自分は地球のためにがんばっているんだわ。」と意識しながら過ごしていけることが何よりなのではないでしょうか。

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