スローライフってケチな暮らし?

スローライフ

捨てないことはケチなこと?

これまで物を捨てないで使い切る方法を、いくつか紹介してきましたが、なんだか貧乏臭くて嫌だと感じる方もおられるでしょう。

人の価値観はそれぞれですし、自分が実践できると思う基準もそれぞれなので、自分が嫌だと感じたならば、無理をすることはありません。

自分のできる範囲で、ゴミを減らす工夫と努力をすればよいと思います。最初から物を買いすぎないということも、ゴミを減らすうえでは大切なことです。

でも、一つ言えることは、「捨てないこと」は、みじめなことではありません。

掃除用に古くなったストッキングや靴下、下着を捨てずにとっておくことに対して、

「こんな物、捨てればいいのに、ケチだね。」

と、思う人がいるかもしれませんが、結局最後は捨てることになる物をもうちょっと使ってみるだけなのです。物を最後まで使い切ってから捨てるということは、最後まで物に感謝し、大切にすることだと思うのです。

ケチだとバカにする人がいても、自分自身が、しっかりとした考えを持って行動すれば、どんなことでも決して恥ずかしいことではありません。

古ストッキングを排水口に被せている人は、排水口ネットを買うお金がなくて、古ストッキングを使っている訳ではないのです。

フローリングワイパーのシート代をケチって古靴下を使っているのではなく、ゴミを減らすためにちょっとだけ努力しているのです。

小さなことかもしれませんが、自分なりに環境を守っているんだから、と自信を持って、自分ができる方法で、物を使い切る努力を続ける人が増えることを願っています。

スローな暮らしと節約

ケチっているわけではなくても、たしかに物をすぐに捨てないで、使い切ることで、お金が節約できるのは事実です。

ちょっと手間がかかっても、古くなってしまった物を再利用することで、わずかながらも家計にプラスになることは主婦にとっては嬉しいことでしょう。

でも、そうやって、物を愛おしみ、最後まで使い切ることは、お金の節約よりも、資源の節約につながっているのです。少し大げさに言うならば、物を使い切ることは、一家の家計のことだけでなく、資源を大切にすることで、地球全体のために貢献しているのです。

物がなくなれば、当然、また購入することが必要になりますが、一つの物を大切にし、別の用途であってもとにかく使いきることで、購入から廃棄までのサイクルが長くなります。

購入→使用→廃棄のサイクルが長く、スローになることで、物は長く私たちの元に留まり、新たな資源の消費を控えることができます。

現代のように大量生産・大量消費の社会になる前のスローな循環型の世界を、私たち一人一人の家庭から実践してみませんか。

心の豊かさと満足

一昔前のバブル全盛期、世の中ではお金を使うことがカッコイイことだと、思われていました。デフレで物が激安になってしまった現代では考えられないくらい高価な洋服を、どんどん買っていた時代です。

そして、どんどん物を買っては愛着のなくなったものを、惜しげもなく捨てることで虚栄心を満たしていたのです。

高価な物をたくさん買い、身につけることで満足していた人たちは、今はどんなことで満足しているのでしょう。

いまだに、ブランド品の呪縛から逃れられない人もいれば、正反対にお金をかけずに自然体でナチュラルに生きるのがカッコイイと、生活スタイルを変えている人もいるでしょう。

人は心が満たされていないと幸せとは感じることができません。

何で心が満たされるかは、人によって違いますが、お金があって物が豊富でも、いつも時間に追われ、イライラして過ごすことは幸せだと言えるでしょうか。

できることならば、自分の生活スタイルがいつも自然体で、心地よい暮らしでいたいと感じる人は多いでしょう。

今はバブル期のように、ひたすら物を手に入れて満足する時代から、手に入れた物をいつまでも大切に使い切ることで、満足を得られるように意識の変換が必要な時代が来ているように思います。

つまらない見栄のために大切な資源を無駄使いする必要はありません。ケチと思われてもいいじゃないですか。

本当に心が満たされているのならば…。

関連記事

return top