豊かな生活って何?幸せの定義は人それぞれ

豊かな生活とは

人は誰でも「幸せになりたい」と願っています。でも、「幸せ」って、いったいどんなことなのでしょうか。

お金がたくさんあれば幸せなのでしょうか?ゆったりのんびりと過ごすことができれば幸せなのでしょうか?

ブランド服に身を包み、高価なアクセサリーを身に付けて、高級外車を乗り回すといった、人から見ればかなり裕福な生活をしていても幸せではないと言う人はいます。

反対に、周りから見ればちょっぴりかわいそうな、ちょっと貧相な暮らしをしている人でも、とっても幸せそうに笑っている人もいます。

そう、あの世界一幸せな国、「ブータン」を頭に思い浮かべてみましょう。ブータンは日本とよく似た風土の小さな王国です。電化も日本ほど進んでいませんし、インフラも整備されつくしているような感じはしません。

それなのに、この国の人々は、自分たちが幸せだと思っている人の数の割合が世界一なのです。テレビに映るブータンの人々は確かに穏やかで幸せそうに見えます。

きらびやかな服を着ているわけではありませんが、貧しそうには見えないし、不潔な感じもまったくありません。家や町の様子、それに田園風景は、一昔前の古きよき時代と呼ばれる日本を思い起こさせるほど、のどかで外国なのになぜか懐かしささえ感じます。

この国を思うと「幸せ」はそれぞれの人の心の中にあるもので、決して他の人が決めるものではないように感じられます。

物質的な豊かさの影で・・・

今、日本は世界でも有数の先進国の一つとして物質的にはとても恵まれた生活を送っています。

欲しい物はお店に行けばいくらでもあるし、通信技術も進んでいるので、電話・FAX・インターネットでも購入できます。夜間でも食べたい物があったら、コンビニエンスストアに行けば簡単に手に入ります。

一昔前には想像もできなかったくらい便利な生活が今の私たちの暮らしです。

でも、今、私たち日本人のなかに「何事にも満足しているから、これ以上望むものはないわ。」なんていう人がどれくらいいるでしょうか。

人間は欲深い生き物です。一つの物が手に入ると、さらにまた何かを手に入れたくなってしまいます。常に満たされていたいと願うあまりどんどん何かを手に入れようとします。

その代償に何かを失っていることに気づかずに・・・。

たとえば、手間なく、安価で手に入るファストフードに頼り過ぎ、健康を損ねる人がどんどん増えてしまいました。

また、便利な自動車が普及したために、交通事故が起こり、排気ガスが環境問題を引き起こしました。大量生産・大量消費の生活様式が地球温暖化の要因の一つになっていることも周知の事実です。

私たちは、物質的な豊かさの影でいつの間にか大切なことを忘れ、大切な物を失いつつある現実に気づく必要があるのではないでしょうか。

目に見えない価値もある

目に見える物質的な豊かさは、誰もが追い求め手に入れて喜ぶものですが、そうではなく、目に見えない物に価値を見出そうとするのは至難の業のように思えます。

でも、よく考えてみましょう。

どんなにお金があって、好きなものが手に入っても健康な体がなければ意味がありません。人にとって「健康」というのは何よりも価値のある大切なものです。

そして、美しい自然、そう、「環境」も人の健康を支える大切なものです。

それらがあって初めて「心のゆとり」「楽しさ」「生きる喜び」といった目に見えない「心の豊かさ」を手に入れることができるのではないかと、私は思います。

人よりも高級な品物を持ちたい、高級な服を着たい、高級な車に乗りたい、高級な家に住みたい、といった欲望に囚われて幸せを見失うより、見栄や偏見を捨てて自分だけの価値を見つけてみませんか。

自分なりの価値観を持って周囲にまどわされることなく、スローな暮らしを実現できたら、世界一幸せ意識の高いブータンの人々のように私たちだって心が満たされるかもしれません。

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